自動車保険

別名「任意保険」とも呼ばれています
自動車保険は、大きく4つの補償「対人賠償保険」「対物賠償保険」「人身傷害保険」「車両保険」によって構成されています。
その他、付帯費用補償として「ロードサービス費用」「代車費用」等があります。

「対人賠償責任保険」

契約車両の自動車事故により、他人を死傷させ、法律上の損害賠償責任を負担する場合に、自賠責保険等で支払われる額を超える部分に対して、保険金が支払われます。 自賠責保険の上乗せ補償です、
<注意すべき免責事由>
◆記名被保険者の被害事故
◆契約車両を運転中の方、またはその配偶者の被害事故
◆契約車両を運転中の方またはその配偶者と、同居している父母またはお子さまの被害事故。
◆保険契約者、記名被保険者(保険証券記載の主な使用者)または被保険者(運転者等)の故意による加害事故


「対物賠償責任保険」

契約車両の自動車事故により、他人の財物に損害を与え、法律上の損害賠償責任を負担する場合に、保険金が支払われます。
車両同士の事故の場合、停まっている車に追突した・赤信号を無視して青信号走行車に衝突した・対向車線を逆走した等の明らかに一方的な事故以外は通常「過失割合」が生じます。
一時停止のある側道から、一時停止を怠った車両に衝突されても直進車両に10%から20%程度の過失を問われます・・・え~~!

「人身傷害補償保険」

契約車両に搭乗中の事故で、傷害を負った場合の補償です。

「補償額」
保険証券記載の金額を限度に自己負担治療関係費や休業損害、慰謝料相当分などが補償されます。
ただし、社会保険等による支給額や、相手のいる事故による相手からの賠償支払額分は差引かれます。
会社役員や団体理事等は、業務起因性傷害事故は労災保険や健康保険の対象外となり通常自由診療扱いとなりますが、人身傷害保険では保険対象となります。

特約で、契約車両搭乗中に限らず、契約車両外での自動車事故や交通事故を補償対象とすることもできます。


「車両保険」

自車両の損害を補償する保険です。

「補償額」
保険契約時に型式や仕様および初年度登録に基づき保険会社の定める「車両標準価格帯」の範囲内で保険金額(補償金額)を決めます。
掲載のない車両は、購入価格や市場実勢価格を参考に決定します。
高額な保険金額で契約して俗に言う焼け太りとなるのを防ぐためや、逆に低額な保険金額で保険料を不当に安くするのを防ぐためです。

自動車保険の保険料の中では「車両保険」が高額となることが多く、自己責任となる自損事故を保険対象から外すことなどで保険料を抑える特約もあります。

その他、保険料を節約するために「運転者の範囲を制限」したり「使用目的を制限」することもできますが、事故が起きた時に保険金が支払われないことがありますので注意が必要です。