政府労災保険の拡張機能を持たせた民間保険です
政府労災保険の上乗せ保険とも呼ばれていますが、傷害保険部分と労働災害に起因する賠償補償や身体障害以外の費用補償等が組み合わされた比較的新しい保険です。
保険の対象者に、会社役員や構内下請負人を含むことも可能です。
使用者賠償責任補償
業務中に発生した補償対象者の身体の障害により事業者が負担する賠償損害を補償されます。
職場環境などの安全配慮に不備があり、労働者から損害賠償請求がなされた時などの補償です。
使用者に賠償責任が生じた場合、労災保険の補償部分を超える損害が支払われます。
雇用慣行賠償責任補償
労働者が被った差別的行為やハラスメントおよび不当解雇等の不当行為に起因して使用者(事業者)が負担する賠償損害が補償されます。
弁護士費用補償
従業員等が業務に従事中に身体の障害を被ったまたは被ったと疑われる場合に、使用者(事業者)が負担した弁護士相談費用等の費用が補償されます。
政府労災の認定を待たずに保険金が支払われる等のメリットもあります。(一部の補償は労災認定が条件となることがあります)