生涯の死亡保障に備える保険です。
加入時から死亡するまで保障が続きます。
保険料払込期限を収入のある期間の50歳や60歳にすることで、その後の保険料支払い負担を無くして保障だけが生涯続く契約ができます。
「そんなこと言っても高齢になり、家族の扶養責任が無くなったら自分が死んだ時の保障より、高齢生活費の方が必要だよ。」と考えている方にも向いています。
その理由は、仮に60歳までに保険料を払い済みすると、その後は死亡保障の機能と貯蓄の機能が生じるからです。
もう自分が死んだ時のお金ではなく、自分が高齢になった時の生活費や、不測の病気や災害時のお金の準備の方が大事だと思った時には、解約することでこれまで支払った保険料より多くのお金が戻ることもあります・・・そうですあなたの資金が生命保険の中に貯まっているのです。
<閑話休題>
保険会社は、加入時の保険料を決める際に「死差益」「利差益」「費差益」に基づいて計算します。
「死差益」って何?
保険会社にとって、加入して間もなくその方が亡くなると、それまで集金した保険料をはるかに上回る保険金支払い負担が生じます、逆に言えばその方が長生きすればするほど約束した死亡保険金に補てんされる保険料が集金されることになります。
「死差益」とは保険に加入する多数の方の平均寿命や平均余命を基にその保険の当初の予定死亡率のを見込みが、実際の死亡率が下回った時の利益です。
「利差益」って何?
保険会社は、加入者から預かっている保険料を、そのままストックしているのではなく国債投資・株式投資資・不動産投資等で資金運用しています、当初の運用収入予定より、実際の運用収入が多い場合の利益です。
「費差益」って何?
保険会社が、保険事業を維持するための予定事業比率によって見込んだ事業費より、実際の事業費が少ない場合の利益です。保険会社の事業効率化等が貢献しますが、場合によっては合理化の名目で社員の整理等があると疑問を感じます。