定期保険

ある一定期間の死亡保障に備える保険です。
加入時から決められた期間に死亡するまで保障が続きます。
5年10年または50歳60歳まで等保険期間を選択して加入します。
家庭では、子供等扶養責任期間の高額保障に向いています、期間限定の為保障金額のわりに保険料負担は少ないのが特徴です。
企業では、会社借入金の連帯保証人の経営者が債務期間中に加入する場合等、あるいはオーナー経営者の突然の死去に伴う事業運転資金の備えに向いています。

「子供が独立するまで私は死ねない」「私が死んだらこの会社はつぶれてしまう」と考えている方に向いています。
その理由は、保険料はなるべく抑えたいが、保障金は高くないと不安な場合、そのリスク期間を限定して保障のみの掛捨て加入することで費用対効果を最大限生かす機能が生じるからです。

<閑話休題>
保険会社は、加入時の保険料を決める際に「死差益」「利差益」「費差益」に基づいて計算します。

「死差益」って何?
保険会社にとって、加入して間もなくその方が亡くなると、それまで集金した保険料をはるかに上回る保険金支払い負担が生じます、逆に言えばその方が長生きすればするほど約束した死亡保険金に補てんされる保険料が集金されることになります。
「死差益」とは保険に加入する多数の方の平均寿命や平均余命を基にその保険の当初の予定死亡率のを見込みが、実際の死亡率が下回った時の利益です。
「利差益」って何?
保険会社は、加入者から預かっている保険料を、そのままストックしているのではなく国債投資・株式投資資・不動産投資等で資金運用しています、当初の運用収入予定より、実際の運用収入が多い場合の利益です。

「費差益」って何?
保険会社が、保険事業を維持するための予定事業比率によって見込んだ事業費より、実際の事業費が少ない場合の利益です。保険会社の事業効率化等が貢献しますが、場合によっては合理化の名目で社員の整理等があると疑問を感じます。